FortigateのSSL-VPNで2要素認証してみた

Fortigate network
Published: 2012-09-11

 いつか仕事でやることもあるだろうという事で、FortigateのSSL-VPNでの二要素認証のやり方をメモします。FortiOSはv4 MR3 Patch 6です。仕組みとしてはハードウェアトークン(FortiToken)、Email、SMSの3種類ありますが、今回はEmailになります。

MTAの登録

 Fortigateが利用するMTAを登録します。送信元メールアドレスを指定したい場合は、合わせて設定します。私の環境はVDOMを利用しているので、MTAの設定はグローバル側に、送信元メールアドレスの設定はVDOM側に存在していました。

MTAの設定

送信元メアドの設定

二要素認証の追加

二要素認証を実施したいユーザの設定画面で、二要素認証を追加します。Emailの項目に記載したアドレスに、認証コードが送信されます。

二要素認証の有効化

SSL-VPNでアクセスする

 二要素認証を有効にしたユーザでSSL-VPNのログイン画面にアクセスします。IDとPassの認証を通過すると、Tokenの入力を求められます。

TokenCodeの要求

 二要素認証を設定した際に入力したEmailアドレスにTokenCodeが送信されていますので、これを入力するといつものWEBポータルにつながります。

EmailでのTokenCode

 携帯のメアドにTokenCodeを送るようにすれば、かなり簡単に二要素認証を実現できますね。