2017年の振り返り

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Published: 2018-01-02

2017年の振り返りエントリです。2017年をだらだらと振り返りながらエントリを書いていたら、2018年になってしまいました。今年もよろしくお願いします。

仕事

クラウドエンジニアへの社内転職

自らの意思で、オンプレミスのネットワーク運用チームのリーダーから、AWSとAzureのエンジニアに社内転職しました。ネットワークエンジニアとしてのキャリアは8年でいったん終了です。

ネットワークエンジニアの私にとって、パブリッククラウドは「興味のある技術領域」でした。パブリッククラウドに対する自己研鑽は単なる素振りでした。しかし、異動によってパブリッククラウドは「業務で取り扱う技術領域」になりました。興味のあることが業務になったので、仕事のモチベーションを維持しやすかったです。さらに、「興味のある技術領域」と「業務で取り扱う技術領域」が一致したので、自己研鑽によるインプットとアウトプットが仕事の自分を助けるようになりました。

社内転職に伴うキャリアパスの迷走

社内転職は技術的な観点だとよいことばかりでした。しかし、弊社内のキャリアパスとしては微妙な選択でした。職層がリーダーからメンバーに戻ったからです。

弊社の人事制度は、管理職になればなるほど担当するプロジェクトの規模が大きければ大きいほど等級があがりやすくなっています。単なるメンバーのままでは給料が増えません。異動先の部署は上が詰まっているためリーダーに戻るのは困難です。

そこで、製品担当として等級を上げる方向に切り替えました。弊社では修羅の道です。しかし、弊社での管理職という全く興味のないキャリアを目指すよりはマシです。

「異動一年目は露出の年」と考えて「パブリッククラウドとその周辺技術に一番詳しいおじさん」として認知されることを目標にしました。社内SNSや社内発表会でのアウトプットを増やした結果、「AzureとAWSに詳しいおじさん」としてある程度認知されるようになりました。引き続き、弊社に「管理職にならずに等級を上げる道」があるのかを注視しつつ、「パブリッククラウド領域の専門性を持っているおじさん」として評価される道を探します。

自動化の素振りが役に立った

所属する部門がトップダウンで自動化に取り組み始めたことで、プライベートで素振りを続けていた「DevOps的な考え方」と「GitLabやAnsible、ServerSpecなどのツールの使い方」が日の目を浴びました。業務上の課題を解決するために、みんなで試行錯誤しながら技術を駆使しました。素振りでは決して味わえない「本番からの学び」をたくさん得ました。自己啓発で素振りしておいてよかったです。

一方で、異動先は自動化以前の問題が山盛りであることも分かりました。作業プロセスの標準化やサービス仕様の明確化、ドキュメントを作る文化、継続的に改善を続ける文化といった自動化の前提となる部分が抜け落ちています。これからは、自動化を今年の取り組みで育ったメンバーに任せて、自動化の前提となる部分の改善を試行錯誤します。

趣味のプログラミング

趣味で始めたプログラミングは、思いついたアイデアをとりあえず動くものとして実装できるくらいのレベルになりました。

使用する言語はRubyからGolangに移って、最終的にはNode.jsに落ち着きました。一時期は非同期処理が乗り越えられずに困っていましたが、async/awaitのおかげで乗り越えられました。当面の間はNode.jsで頑張っていきます。

成果物は次のとおりです。

OSSへの貢献

業務でAzureを担当するようになったこともあって、Azureのドキュメントの誤字脱字を修正するプルリクエストを投げる習慣がつきました。今まではOSSを使ってばかりでしたが、ドキュメントであれば自分でも気軽に貢献できることが分かりました。今後はAzure以外にもドキュメントでOSSに貢献していきます。