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Azure Stack 1808 Update の所感

azurestack

はじめに

Azure Stack 1808 Updateがリリースされました。ぐっときたポイントをまとめます。

Azure Stack 1808 update

Managed Diskのサポート

Managed Diskがサポートされました。Snapshotも取れます。Azure StackがManaged Diskをサポートしていない状況は、Azureとの一貫性を大きく損ねていました。1808 UpdateによってAzureとの一貫性は持ち直しました。

ポータルの見た目変更

Azure Stackの管理者ポータルとユーザポータルが、一世代前のAzureポータルのようになりました。目立つ変更点は、Grobal Subscription filterや左上のAll Services、Virtual Machine作成時のサイズを選ぶ画面などです。ただし、1808 Updateの数日前にAzureポータルの見た目が新しくなってしまったので、AzureポータルとAzure Stackポータルの見た目が揃うことはありませんでした。残念。

Extension Host

現在のAzure Stackは、管理者ポータルとユーザポータルを利用する際に様々なポートを利用します。プロトコルとしてはHTTPSなのですが、443番以外のポートも利用します。

Azure Stack datacenter integration - Publish endpoints

これをTCP/443のみにしてくれる機能がExtension Hostです。クライアントとAzure Stack上のAzureサービスの間で動作するProxyサーバみたいなものです。この機能が実装されると、クライアントはAzure Stackのポータルに対してTCP/443のみで通信するようになります。通信制御をシンプルにできます。

1808 UpdateではExtension Host用のドメインが追加されました。次回以降のアップデートで実際にExtension Hostを使うようになりそうです。

Updateの自動ダウンロード

Azure Stack自身がUpdateのパッケージを自動でダウンロードするようになりました。1807 Updateで実装された機能が1808 Updateのリリースによって明らかになった形です。1807 Updateのリリースノートに明記されていなかったので、1808 Updateのリリース直後には、この機能の実装を喜ぶAzure Stack Operatorの姿がTwitter上に溢れました。

これまでUpdateを適用するためには次の手順が必要でした。手順3以降のUpdateが完全に自動化されているので、手順1と手順2が凄く面倒です。

  1. パッケージをダウンロードするツールを起動して、数Gバイトのパッケージをダウンロードする
  2. 数GバイトのパッケージをAzure Stack上のストレージアカウントにアップロードする
  3. 管理者ポータル上でUpdateを実行する

本機能の実装によって、Azure Stack Operatorは手順1と手順2の作業から解放されます。Updateの適用手順は、MicrosoftからUpdateのアナウンスがあったら管理者ポータルで”Update now”のボタンを押すだけになりました。簡単。

おわりに

Azure Stack 1808 Updateでぐっときたポイントをまとめました。利用者としてはManaged Diskの実装がうれしいです。AzureではManaged Diskを使っているのに、Azure StackではUnmanaged Diskを使わなければならないという状況は苦痛でした。Azure Stack OperatorとしてはUpdateの自動ダウンロードが素晴らしい。毎月のUpdate適用が本当にボタンを一つ押すだけになりました。

ただし、月末に開催されるIgniteの直前リリースと考えると、少々物足りないです。Igniteの会場で刺激的な発表があることを期待します。

8 Sep 2018